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当サイトを利用してスペイン留学を実現された皆様の多くが思い出に残る体験をしています。
今から留学をお考えの方はぜひ参考になさってください。
初めての留学で、どの都市に行くかやどの学校にするかなど何も決めていませんでしたが、2週間という短い留学期間にもっとも適した学校選びに親身に付き合っていただきました。多くの留学エージェントは手数料をとることがほとんどですが、手数料が無く、留学費用だけで良いというのも決め手の一つです。
授業の進め方は最初は早く感じました。もちろん全てスペイン語で行われていくので、付いていくだけで手一杯でした。しかし、授業中にわからないことがあれば、単語の意味でも、テキストに書いてある内容でも、何でも質問して良かったので、その雰囲気はとても有難かったです。日本人は学校の中でも割合的に少なく、ヨーロッパからの人が多いです。彼らは文法よりもコミュニケーションが圧倒的にできるので、最初は授業で置いてかれた感じがありましたが、私が困った感じを出していると、ヒントや助け舟を出してくれることがとても多くて、クラスの皆で授業をつくっていく感じを強く感じました。先生が授業中に近隣のお店の話や直近のイベントの話などもしてくれるので、とても和気藹々とした雰囲気でした。
9時から13時半まで授業がありますが、前半と後半に分かれていて、間に30分弱の休憩もありました。前半は文法の授業で、文法事項の説明の後に問題演習をして、答えあわせを皆でするという感じでした。後半はコミュニケーションと語彙の授業で、テキストにある表現や語彙について確認したり、先生が適宜プリントを用意してくれて、それを皆でやるというような感じです。全体を通して、とにかく会話が多くてとても鍛えられた感じがしました。
テキストはA1~A2のものを使っていました。最初のほうに語彙に関することや文法の基礎的なことがまとめられていて、後半はずっと問題集になっていました。確か、解答解説は付属でなかったので、授業内で質問しなければなりませんでした。ただ、授業内で演習した部分や宿題は、全て授業内で答え合わせしてくれたので、何も問題ありませんでした。宿題の量は先生によって結構違います。
施設はあまり新しくて綺麗という感じではありませんが、Wi-Fiも使えますし、不自由なことは特にありませんでした。しいて言えば、トイレの数が少ないので、休み時間に少し混雑するくらいです。
スタッフはみんなフレンドリーで親切です。授業を担当してくれる先生はもちろん、他の先生方も挨拶をして、調子どう?っていつも気にかけてくれます。1週間おきに担当の先生が変わりました。出身やバックグラウンドも多様な先生方がいらっしゃるので、とても楽しかったです。また、私がいたときのある日に、偶々スタッフのうちの何人かと生徒の一人が誕生日だったので、授業の間の休憩時間にプチパーティーが開かれて、軽食とお菓子とお酒とジュースが用意されていたことがありました。他のクラスの生徒とも交流できて、温かい学校だなと思いました。
私はホームステイを選びました。寮やアパートだともっと学校に近いところもあったみたいですが、メトロで5駅、お家から25~30分もあれば学校まで行ける距離でしたので、とても便利でした。徒歩でも40分くらいの距離だったので、最初の2日間以外は街を散策するついでに徒歩で通学していました。
ホストマザーはとても優しくて、お料理上手でした。コミュニケーションをとることをとても重要視されていて、夕食時にその日に起きたこと、したことを話していました。スペイン語での会話がメインでしたが、英語も多少話せたので、お家のルールや重要なことは英語で話していました。街のことや観光について沢山相談に乗ってくれたり、私が体調を崩したときはとても心配してくれたりして、お母さんみたいな人でした。連絡先を交換したので、日本に帰国してからも連絡をとったりしています。
日本の生活と異なるのは、浴槽がないので湯船に浸かれないことくらいでしたが、不便なことはほとんどなく、とても快適に過ごせました。ホストマザーにはとても感謝しています。
今年は例年よりも記録的に暑かったみたいで、水不足と乾燥が深刻でした。気温としては25℃くらいですが、日差しが強いので、日向では体感的には35℃や40℃近い暑さでした。しかし、朝晩は涼しめなのと、日本よりもかなりカラッとしているので、過ごしやすくはありました。ただ、本当に乾燥がキツくて、私は1週間くらい喉を痛めていました。
街もそういう訳でテラス席のお店がとても多くて、ご飯時はとても混雑しています。お酒を嗜む人もとても多いです(マドリッドの人たちが、暑ければ暑いほど盛り上がるし、ハッピーになるのもあると思いますが)。治安は行く前に想像していたよりは良く、私は今回の留学中にスリに遭うことはありませんでしたが、メトロの中や、大きな広場、人混みでは狙われている感じがして、少しドキドキしました。日曜市などでは、かなり危ないよ!と学校の先生から注意喚起があったりもしました。また、アジア人だとお金をもっていると思われるのか、美術館などに並んでいるときやレストランで食事しているときに、物乞いや物売りから度々声を掛けられました。
大体現地調達で事足りました。日差しがとんでもなく強く、暑いので、サングラスや日焼け止めは多くあると夏場は安心かなと思います。化粧品やスキンケア関連は、海外のものが肌に合わない場合は絶対に持って行くべきです。私は髪が乾燥でギシギシになってしまったので、ヘアクリームを現地で買いましたが、日本のもののほうが良いな~となりました笑 お手拭き文化もないので、気になる人はウェットティッシュがあると良いかなと思います。ティッシュは売っているのですが、ウェットティッシュはあまり見かけませんでした。また、のど飴なんかもあると良いかもしれません。
スペインではカードの支払い頻度がかなり多いです。VISAかマスターだったら大体どこのお店でも使えるので、そのどちらかのカードが必要です。タッチ決済だと尚便利でした!JCBは使えない場合がほとんどなので、要注意です。あとは、ヨーロッパではPayPalなども使えるみたいです。私は向こうに行ってからPayPalを知ったので、登録しようとしたら、SIMが変わっていたので、携帯電話の認証が上手くできず、結局使えませんでした。カード作りたくないという方は日本にいる間にPayPalのアカウントを作っておくといいかもしれません。現金での支払いもできますが、現地で両替すると、日本で両替するよりも少ない額になってしまうので、日本にいる間に両替しておくことをお勧めします。荷物大きいとスリに狙われるし、お店などで置き場がなく邪魔になることも多いので、できるだけお財布は小さく、現金は持ち歩かずに済むようにしておくのがベストかもしれません。
今回私は2週間マドリッドに留学しました。本当に短くて、旅行とあまり変わらないように思われるかもしれませんが、それでも語学学校に通っただけの価値はあったと思います。語学学校に通ったからこそ、できた繋がりや、得られた経験があったと感じています。また、近所のスーパーの店員さんとの会話が苦ではなくなりました笑 実は私は2週間の語学学校の後、2,3日スペインを旅行しましたが、ただ旅行しただけでは語学力を身につけるのは難しいと感じましたし、現地の人(語学学校のスタッフや長期で留学している生徒、頻繁に通う近所のお店など)からしか得られない現地の情報が絶対にあります。私自身もっといたかったなぁと思っていますが、たとえどんなに短い期間でも”留学”でしか得られない経験はあると今回思いました。何よりも楽しかったです。もし、少しでも興味があるのでしたら、思い切って飛び込んでいただければと思います。スペイン人はとても優しかったです。きっとあなたのことも喜んで受け入れてくれると思います!